ドイツに住んでからというもの、興味がどんどん湧いて、調べたり飲み比べているビール。
そもそも酒飲みではない私が、飲み屋に行ったとき、一体何を頼んだらいいのか?
長年よくわかっていなくて、いろいろ飲んでいました。
が、ドイツに住むようになってから、やっぱりビールだな!と確信するようになりました。
そもそものストリートっぽい雰囲気である飲み物なのもいいし、食べ物(餃子、唐揚げ、フライドポテトなど、、、危険笑)にもよく合う。
そこで数年前に知り合った友人が、ザルツブルクにほど近いObertrum という町の、1601年から続くTrumer ピルスナー醸造所の社長に就任したという話は聞いていました。
それならばこの機会に、、と、日本からヨーロッパに訪問中のスポーツジャーナリストの知人とともに、今後、日本の方にもいい形で楽しんでいただけるアイデアを模索しながら、この醸造所を取材させてもらうことになりました。
外観はこんな感じですが、発酵場や倉庫などいくつかの大きな建物に分かれています。
ビールソムリエのヨハンナさんという女性が出迎えてくれました。
そもそも普通は閉まっている日曜日に快く調整をしてくれて、電話でのやり取りの時点で優しい心遣いが伝わってきました。
工場の話の前に、このTrumerではグラスの研究開発をかなり積極的に行っています。
ヨハンナさんのお話の中でも、グラスの厚み、カタチで味わい、舌ざわりが全く変わってしまうのはもちろん、多様な色味を見せるビールの色合いが美しく見える形なども考えられており、かなり心を掴まれました。
製法で特徴的なのは蓋をしない発酵釜。
Trumerでは、蓋をしないことで、余分な苦味が残らないようにこだわっているそうです。
苦味はビールにとても大事な味の要素ですが、美味しい苦味だけを残すために。
この部屋の匂いを嗅いでしまうと飲むのが楽しみで仕方なくなります。
肝心のビールの味のレポートは別途続きを書きたいと思います。
このような醸造所の見学は問い合わせれば開催してもらえます。
もしもザルツブルク、バイエルン、お近くにお越しの時はぜひとも来ていただきたいです!
楽しすぎでした!!^_^